ゲノム編集先端 人材育成プログラム

活動報告

2020年10月29日、広島大学先端科学セミナー「“ゲノム編集”で未来社会を拓く」の第2回セミナーをウェブセミナーで開催しました。

第2回目は両生類研究センターの林利憲副センター長が、「ゲノム編集技術が創り出す新しいモデル両生類、イベリアトゲイモリの紹介」と題して講演しました。本講演では、ヒトと同じ脊椎動物の中で強い再生能力を持つイモリのユニークな特徴のお話に始まり、その特徴からゲノム編集とも相性が良く、実験動物としての有用性を認められながらも、飼育や繁殖の難しさからあまり利用されてこなかったこと、イベリアトゲイモリを用いた実験手法の開発により、イモリが実験動物として新たな道筋となったことについてわかりやすく説明がありました。また、イベリアトゲイモリの利用分野拡大やそのための人材育成の取り組みについて紹介がありました。

広島大学先端科学セミナー「“ゲノム編集”で未来社会を拓く」は、卓越大学院プログラム「ゲノム編集先端人材育成プログラム」の担当教員等が、広島大学の強みであるゲノム編集技術に関する取組みを紹介し、ゲノム編集技術の“今”と“未来”についてわかりやすく解説します。セミナーは全4回を予定しており、次回以降も詳細が決まり次第、「ゲノム編集先端人材育成プログラム」のホームページ等でご案内してまいりますので、ぜひご参加ください。

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